個人的2021楽曲大賞5選

 2021年に発売された曲の中から、個人的にハマった曲を、作曲者がかぶらないように5曲選んでみる企画です。普段からさほどたくさんの曲を聴いているわけではないのですが・・・管理人の好みを感じていただければ幸いです。

 ※昨年の同企画はこちらから

紹介の前に

 当サイトでは、私の購入した曲を紹介する企画を定期的に行っています。

  ※1・2月編3・4月編5~7月編8~10月編11・12月編

 ここで紹介した楽曲の数を数えてみたところ、47曲ありました。そしてその47曲の発売年ごとの内訳は、以下の通りです。
  ・2000年以前の発売・・・1曲
  ・2001~2010年発売・・・6曲
  ・2011~2018年発売・・・4曲
  ・2019年発売・・・6曲
  ・2020年発売・・・2曲
  ・2021年発売・・・28曲

 ということで、2021年に私が紹介した曲のうち、19曲(全体の40%)は2020年以前に発売された曲、28曲(全体の60%)は2021年に発売された曲だったということになります。時代に乗り遅れていると思っていたものの、意外と新曲を多く買っていたことが分かりました。
 今回は、この2021年に発売され、しかも私に紹介された28曲から、作曲家がかぶらないように5曲選んでみようという企画です。それでは参ります。

 ※紹介は順不同です。

1.「花咲く僕らのアンサーを」(作曲:瀬名航)

花咲く僕らのアンサーを
作詞・作曲:瀬名航
編曲:中山真斗(F.M.F)
歌:DIALOGUE+
2021年2月3日発売(シングル「あやふわアスタリスク」収録)

 バンド「UNISON SQUARE GARDEN」のベース田淵智也さんが音楽プロデュースを務める女性声優8人組ユニット「DIALOGUE+」(ダイアローグ)の楽曲です(DIALOGUE+の全曲紹介はこちらの記事に)。
 作詞・作曲は田淵さんではなく、瀬名航さん。現在25歳という若い方で、ボカロP出身、声優・アイドル・VTuber などの界隈で作詞・作曲・編曲家として活躍されている方です。DIALOGUE+への提供は、作曲はこれが「夏の花火と君と青」に続いて2曲目、作詞・作曲では初でした。この曲のあと、9月1日発売のアルバムにも「透明できれい」という曲で作曲をしています。
 この「花咲く僕らのアンサーを」は、シングルCD「あやふわアスタリスク」のカップリング曲で、アルバムにも収録されていない曲です。しかし、公演やライブでよく歌われ、ファンに愛される曲にどんどん成長していき、2021年末にはMVも制作されました。ちょっと崩れたイントロからぐっと引き込まれる楽曲です。歌詞にもこれまで何度も元気づけられました。

2.さんさーら!(作曲:田中秀和)

さんさーら!
作詞:ピノキオピー
作曲・編曲:田中秀和(MONACA)
歌唱:ARuFa
2021年3月25日発売(配信楽曲)

 ウェブメディア「オモコロ」のライターであるARuFaさん(恐山さんとの「匿名ラジオ」などで知られているでしょうか?)が、サイトの企画でMONACAの田中秀和さんに20代を締めくくる楽曲の制作を依頼してできた楽曲のようです。詳しくは当該記事を参照ください。
 作詞はARuFaさんと付き合いが長いというピノキオピーさんが担当しており、ネットの世界で自由闊達に活躍するARuFaさんの20代を締めくくるにふさわしい歌詞となっています。「針山の上でいかつい鬼とタコパできたら」なんていう歌詞がよく思いつくなあと。
 田中秀和さんはアニメ・声優界隈では知らない人がいないであろうという有名な作曲家の方です。2021年7月31日をもってMONACAから独立し、フリー作曲家となりました。個人的に選ぶ過去の作曲の代表作には、「ハナヤマタ」のOP「花ハ踊レヤいろはにほ」、ゆいかおり「LUCKY DUCKY!!」、「灼熱の卓球娘」のOP「灼熱スイッチ」、Wake Up, Girls!の「少女交響曲」「恋?で愛?で暴君です!」、などがあります。変なのにキャッチーで耳に残る曲をつくる方ですね。
 田中さんが作曲した曲で2021年に紹介した曲には他に、鹿乃「コンパスソング」、DIALOGUE+「アイガッテ♡ランテ」の2曲もありました。

3.Fight oh! MIRAI oh!(作曲:Q-MHz)

Fight oh! MIRAI oh!
作詞・作曲:Q-MHz
編曲:Q-MHz・伊藤翼
歌:星見プロダクション
2021年2月8日発売(配信楽曲)

 メディアミックス作品「IDOLY PRIDE」内の10人組ユニット「星見プロダクション」の楽曲です。作品の設定上は、同じ芸能事務所のアイドル10人によるユニットだそうです。私は作品についてはよく分かりません。
 この楽曲は、Q-MHz(キューメガヘルツ)がプロデュースした楽曲です。Q-MHzは畑亜貴(「ハレ晴レユカイ」作詞・「もってけ!セーラーふく」作詞)・田代智一(「ハレ晴レユカイ」作曲・「なだめスカし Negotiation」作曲)・黒須克彦(「夢をかなえてドラえもん」作詞作曲・「ぐるぐるカーテン」作曲)・田淵智也(「Rising Hope」作曲・「Q&Aリサイタル!」作曲)という天才4人によるクリエイターチームです。いつもわちゃわちゃした曲をつくるQ-MHzと新人声優10人のユニットとは、相性抜群です。どんどんチャレンジしよう、攻めていこう、と元気をもらえる1曲になっています。

4.エンターテイナー(作曲:じん×堀江晶太)

エンターテイナー
作詞・作曲・編曲:じん×堀江晶太
歌:Rain Drops
2021年9月22日発売(アルバム「バイオグラフィ」収録)

 にじさんじ所属のVTuber6人によるユニット「Rain Drops」の1stアルバム「バイオグラフィ」からの1曲です。VTuber の活躍がめざましい今日この頃です。
 作詞・作曲・編曲のすべてをじんさんと堀江晶太さんの共作で行っています。じんさんは、もともとニコニコ動画でボカロPとして有名だった方です(「カゲロウプロジェクト」の原作者として知られています)。堀江さんももともとボカロPだった方で、現在はアニソン・声優・アイドルの界隈で作曲家・編曲家として活躍しています。LiSA「Rising Hope」・内田真礼「Resonant Heart」・DIALOGUE+「大冒険をよろしく」などの編曲が私の思う代表作でしょうか。
 男女の歌声が混ざっていて、日本語と英語も混ざっていて、聴いていても歌ってもおもしろい曲です。まあ歌うのは難しいですが。”It’s surely”が”一緒に”と聞こえるのもおもしろいです。

5.愛のシュプリーム!(作曲:佐藤純一)

愛のシュプリーム!
作詞:林英樹
作曲・編曲:佐藤純一
歌:fhána
2021年7月14日発売

 fhána は、佐藤純一(リーダー・キーボード)・yuxuki waga(ギター)・ kevin mitsunaga(サンプラー等)・towana(ボーカル)の4名からなる音楽ユニットです。
 この曲は、TVアニメ「小林さんちのメイドラゴンS」(シリーズ2期)のOPテーマです。2017年に放送された1期のOP「青空のラプソディ」に引き続き、fhána (ファナ)が担当しています。2曲とも作・編曲は fhána のリーダー佐藤純一さんが行っていて、作詞も林英樹さんが行っています。
 fhána では普段はボーカル担当のtowanaさんしかほとんど歌わないのですが、今回は kevin さんがラップパートをかなり歌っているのが特徴的です。そしてサビでしっかりと盛り上げるのはさすがfhána だな、と思いました。

入れるか迷った曲たち

「クラクトリトルプライド」
作詞:夏川椎菜 / 作曲:田淵智也 / 編曲:HAMA-kgn
歌:夏川椎菜
2021年1月6日発売
 作曲の田淵さんがQ-MHzのメンバーということでかぶっているので断念しましたが、これもなかなか衝撃の1曲でした。作詞・作曲・編曲がすべて違う人というのも昨今のアニソンでは逆に珍しいのでは?

「ダフネ」
作詞:NOBE / 作曲:堀江晶太 / 編曲:鈴木大記
歌:Appare!
2021年3月10日発売(アルバム「Appare! Parade」収録)
 作曲の堀江さんが「エンターテイナー」とかぶっていたので断念しましたが、これもラジオで聴いてビビビっときた曲です。アイドル楽曲。

「戦略的で予測不能なラブコメディのエンディング曲」
作詞・作曲・編曲:橘亮祐・篠崎あやと
歌:志田黒羽(CV:水瀬いのり)、可知白草(CV:佐倉綾音)
2021年4月28日発売
 TVアニメ「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」のEDテーマです。主人公2人のキャラソン。曲の展開がとても私の好みです。YouTubeの公式動画は1番だけなのですが、ぜひフルでも聴いてほしい一曲です。


 個人的2021楽曲大賞は以上です。読者のみなさんが聞いたことのあった曲はあったでしょうか。もっといろんな人たちの曲を聴かないとな…とは思っています。サブスクの契約をしたり、新しいラジオを聴き始めたりしているので、これまで聞いてこなかった作曲家の曲にも積極的に出会っていきたいです。2022年も素敵な音楽に出会えますように。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です