山形県道・田麦野行沢線を訪問

 私事で恐縮だが、スマホを買った。これからはスマホでブログの更新をしてみたいと思っている。

 さて、標題の県道、山形県道297号田麦野行沢線。恐ろしくマイナーな県道である。起点は、山形県天童市の大字である田麦野(天童高原の手前の集落と言うと分かりやすい?)。終点は山形県東根市大字猪野沢の小字である行沢(なめざわ)である。

 令和3年8月11日に訪問。終点の行沢からスタート。天下の直轄国道、国道48号交点である。

 ここから南下して猪野沢地区を進んでいく。

特に特徴のない2車線道路。そして曇天。

 猪野沢地区最後の集落である岩崎集落に着くと、右折して山を登り始める。

ここで右折。
すぐに冬季閉鎖用ゲート。

 この先、ちょっと傾斜は厳しくなるが、基本的には2車線道路が続く。交通量は皆無であった。

14パーセント!

 意外にも道幅はわりとずっとこんな感じ(たまに狭いところもあるが)。山の眺めはなかなかいい。そんなこんなであっという間に市境に。ちょっとした駐車場がある。

市境の標識。左側に駐車場がある。

 そこには完成記念碑が。

表面。
裏面。

 この記念碑の表面には「猪野沢田麦野線」とあり、建設中は今の名称とは異なる名称で呼ばれていたことが分かる。しかもこの記念碑を建てたのは、東根市・天童市である。山形県ではないのだ。建設時(昭和51年)は、市道だったのだろうか。

 しかもなんとこの道路の建設には「陸上自衛隊第6師団」が関わっていたということが分かった。陸上自衛隊第6師団は東根市の神町駐屯地に駐屯している。自衛隊が関わるほどの難工事だったのか!?自衛隊が関わるほど必要性の高い道路なのか!?いま私以外は誰も通っていないが・・・自衛隊も、駐屯地の所在地には何かためになることをしてあげなきゃいけないんだろうか・・・

 複雑な気持ちになりながら天童市へ。みるみる山を下る。そして田麦野地区の市道と交差する。ここが変形十字路で、直進しながら左下へ降りるような形になる。しかも道が狭くなる。

変形交差点にあった看板。直進の県道が細くくねくねに描かれていておもしろい。
この狭路区間にもヘキサはあり、県道だと主張している。
狭路区間の橋にも「一般県道田麦野行沢線」の文字が。この橋、「中央橋」という名前がつけられている。中央って・・・

 そして山形県道281号天童高原山口線にぶつかるところがこの県道の起点である。

 281号にはちゃんと青看板があって、281号から297号に入る人が迷わないようになっている。281号は、田麦野地区の人々や天童高原を訪れる人々とで、そこそこ交通量は多い。

 ということで、マイナーで地味な路線ながら、小さな不思議がいくつか潜んでいる県道「田麦野行沢線」を紹介した。たまたま行ったところでちょっとした発見があるとおもしろいよね。

 ちなみに、今回はスマホの写真を使い、スマホのブラウザで編集してみた。スマホでの文字入力はまだ時間がかかるなあ。

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