「相馬福島道路」が全線開通!

 令和3年4月24日(土)に、東北中央自動車道(E13)の霊山IC・伊達桑折IC間(全線、福島県内)が開通しました。これにより、東北中央自動車道の「相馬福島道路」区間が全線開通し、常磐道の相馬IC(福島県相馬市)と東北道の桑折JCT(福島県伊達郡桑折町)が高速道路で結ばれたことになります。

 これに合わせて、本サイト内「ダウンロード」>「地理」>「東北中央自動車道 IC・PA・JCT一覧」も4月末現在の内容に更新しました。(こちらから)

 東北中央自動車道は、福島県相馬市の相馬ICと秋田県横手市の横手ICを結ぶ高速道路ですが、道路法上の扱いでは「高速自動車国道」の区間と「一般国道」の区間が混在していて、また、国土交通省管理区間(無料区間)とNEXCO管理区間(有料区間)とが混在しています。今回全線開通した通称「相馬福島道路」部分は、「一般国道115号」という扱いで、国土交通省管理の無料区間として整備されました。

 ちなみに、国道115号の下道(もともとある一般道路区間)は国土交通省管理(指定区間)ではなく、福島県管理(指定区間外)です。それで、「一般国道の指定区間を指定する政令」(昭和33年政令第164号)の別表には、下記のようにまどろっこしく書かれています(執筆現在)。

百十五号相馬市粟津字長沢八十九番一から福島県伊達郡桑折町大字松原字中島四十一番まで(相馬市山上字山岸十三番二から同市山上字遠藤百六十二番六、同市山上字円渕九番一、同市山上字落合一番一、同市東玉野字ウト沼四十五番十及び伊達市霊山町掛田字西陣場七番二を経て同市霊山町下小国字荒屋敷五番七までを除く。)
つまり「相馬ICから桑折JCTまで(相馬ICから霊山ICまでの下道を除く。)」と書いてある

 東北自動車道は有料(NEXCO管理)なので、東北道から東北中央道(相馬福島道路)に入る桑折JCTには料金所が設置されています。常磐道と東北中央道(相馬福島道路)が接続する相馬ICは、常磐道・東北中央道・一般道路の相互の行き来ができるようになっていて(ICとJCTを兼ねているような感じ)、もちろんこちらも常磐道の出入り口に料金所があります。

 管理人も、4月25日(日)に実際に走行してきました。山間部を気持ちよく抜けていく感じでした。(車載動画も撮ったのですが、編集する能力がまだないので、まだ載せられません・・・)


【相馬福島道路 各区間の開通日】

  相馬IC(※常磐道接続)
   2019年12月開通
1▽相馬山上IC
   2017年3月開通
2△相馬玉野IC
   2018年3月開通
3▽霊山飯舘IC
   2018年3月開通
4◇霊山IC(※道の駅併設)
   2021年4月開通(NEW!)
5◇伊達中央IC
   2021年4月開通(NEW!)
6◇伊達桑折IC
   2020年8月開通
  桑折JCT(※東北道接続)

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